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ワールドトリガー【中・短編集】

第40章 障害―――出水公平(番外編)


夏海と付き合うようになってから一ヶ月

特に何かをすると言うわけではなく、二人でただ過ごすだけ

しかし、それでは夏海も楽しくないだろう、と思い水族館に誘ってみた
すると、想像以上に喜んでくれて目をキラキラさせていた

その姿が可愛すぎて襲ってしまいそうになったが、なんとか耐えた

俺、偉い

人が多いのは夏海も疲れやすいだろうと思い、木曜日に行くことになった
学校は創立記念日らしく休みだ


そして、ついに木曜日

本部が家になっている夏海を迎えに行く
夏海の部屋の前で待っていると中から夏海が出てきた

「………!」

いつもの服装とは違い、少し大人っぽい服

思わずじっ、と見つめていると夏海はノートに字を書いてそれで自分の顔を隠した

『見すぎ』

「………悪い」

『………昨日加古さんと買いに行って………変かな?』

「変じゃない!むしろスゲー可愛い」

そう言うと真っ赤になり、顔を隠す夏海
その夏海の手を取り、指を絡めた

『………!』

「はぐれねーようにしねーとな」

にっ、と笑って言うと、こくん、と頷いた






「おい、手ェ繋いだぞ!」

「うるさいぞ太刀川。バレるだろう」

「加古、あの服どうしたんだ?」

「夏海が言ってた通りよ。昨日買ったの」

「おら、行くぞ」

出水と夏海の後をついていく太刀川、風間、二宮、加古、諏訪だ

他は合同訓練、仕事、防衛任務などでいないが、その分このメンバーが監視するのだ


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