第33章 LINE―――３バカ

夏海『駿はこんな奴になったらダメだよ？』

緑「頑張るよ」

出「槍バカは本当のバカだからな」

米「うるせー弾バカ」

夏海『私からしたら二人ともバカだよ』

出「言い返せねー」

米「それがまたムカつく」

緑「え！？夏海ちゃんってそんなに頭いいの？」

出「学年トップだぜ」

緑「やっば！すごっ！」

夏海『それほどでもー』

出「うわームカつく」

米「何で夏海、トップなんだよー！面白くねーじゃん！」

夏海『うるさい槍バカ』

駿「じゃあさじゃあさ！夏海ちゃん俺に勉強教えてよ！」

米「……え……」

出「……え……」

駿「え？まさか教えるの下手とか？」

米「…………と、思うじゃん？」

米「緑川。夏海だけはやめとけ。鬼だぞ。死ぬぞあれは」

緑「何それ」

出「めちゃくちゃ怖いぞ夏海は。出来るまで終わらねーからな」

夏海『ちょっとー二人とも何言ってんの。私超優しいでしょ』

米「どこがだよ」

出「よく言うぜ」

緑「じゃあ、やめとくよ」

夏海『駿ー！裏切ったな！駿も明日ボコボコにしてやる！』

緑「負けないもんね！」

夏海『いーや、明日は私が勝つ！私のサイドエフェクトがそう言ってる！』

出「お前いつから未来視のサイドエフェクト使えるようになったんだよ」

米「そういえば、弾バカってトリオン量多いくせにサイドエフェクト持ってねーよな」

出「それ言うな」

緑「でも、それ言っちゃったら二宮さんもでしょ？二宮さんいずみん先輩よりトリオン量多いし」

出「それ絶対二宮さんに言うなよ。生身を蜂の巣にされる」

夏海『やめてよ。想像しちゃったじゃん』

米「でも、あの人ならやりそうだな」

緑「トリオン体だったら、一瞬でベイルアウトだね」

米「こえー」

出「馬鹿にしてるだろ」

米「してねーよ。あの人マジで強いし」

夏海『太刀川さんの次でしょ？怖いよねー』

出「やっぱお前ら馬鹿にしてるだろ」

米「だからしてねーって！」

緑「っていうか、何の話？コレ」

夏海『明日のランク戦』

出「とにかく、放課後ブースに集合ってことでいいだろ？」

夏海『いーよ』

米「おーけー」