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ワールドトリガー【中・短編集】

第26章 相棒―――迅悠一(番外編)


「夏海、玉狛の新人、会ってみる?」

『………ああ、そうだね。桐絵が認めた子が気になるし』

「じゃあ、下に行こう。皆いるはずだ」

『ん。わかった』

二人で部屋を出て下に降りる

「おはよー」

悠一がドアを開いて中に入っていく
私もそれに続いた

『おはよ。レイジさん、私の分ある?』

「「「!?」」」

「あっ、夏海さん。おはよー」

「夏海さん、出てきたの?」

「おはようございます、夏海さん」

『皆おはよ』

「夏海、空いてる席座れ。今から作るからちょっと待ってろ」

『ありがと、レイジさん』

迅の隣が空いていたため、そこに腰を下ろした

「あのー、この方は……?」

「あー、あんたたち初対面だったわね」

「この人は朝霧夏海さん。迅さんと同い年の19歳。アタッカーだけど銃型トリガーも使いこなしてるよ」

『どうも』

栞が全部いってくれたため一言挨拶する

「空閑遊真です」

と、白い髪の子

「三雲修です」

メガネくん

「雨取千佳です」

おお、可愛い女の子

『皆何歳?』

「遊真とメガネくんが15歳。千佳ちゃんはその一個下だよ」

『へぇ、若いね』

「夏海もまだ、未成年だろ」

悠一につっこまれるが、無視する

「うわぁ、無視とか酷いなぁ」

と、横でほざいているが、それも無視

「夏海さんと迅さん仲良いね。どーゆー関係?」

白い髪の子、えっーと、そうだ、遊真が聞いてくる

「夏海と迅は相棒だ。夏海出来たぞ」

キッチンからレイジさんが出てきて私と悠一の分の朝御飯が出てくる

『あっ、オムライスだ!』

「あー、あと俺たち付き合ってるから」

「「「!?」」」

全員が驚いて私を見た

ドシッ

取り敢えず、悠一の横腹を殴ってスプーンを取る

「いっ……た…。照れんなよ夏海」

「ちょっと!夏海さんほんと!?」

「遊真くん!嘘ついてない!?」

「ふむ。ついてないぞ」

「マジ……すか」

「おいおい、皆酷いなぁ」

隣でヘラヘラしている悠一はそう言いながらも嬉しそうだ

『ほんとほんと。悠一が私が好きだって言ってきたから』

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