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ワールドトリガー【中・短編集】

第22章 夏といえば――18歳たち


影「無理させて悪かったな」

雅人が私の頭を優しく撫でた

雅人は本当は優しい
勇と哲次は優しくない

当「おいこら」
荒「聞こえてんだよ」

『二人は嫌い』

当「そんなつれねーこと言うなよ」

荒「今度何か奢ってやるから」

『………うな重……』

荒「ハアッ!?んな高いもん無理だ!」

『じゃあ、嫌い』

荒「あー!もう!わかったよ!おい、当真!割り勘だ!」

当「ちょっ、待て!俺は奢らねーぞ!前の焼き肉で金が……」

荒「奢るよな……」

当「…………わかったよ……」

こうして、2人は夏海にうな重を奢ることになった



『いっただっきまーす!』

お箸で鰻とご飯をすくい、口へと運ぶ

『んんーーー!おいしいーー!』

『はい、勇と哲次以外一口あげる』

犬「ラッキー」
影「うまっ!」
北「柔らかっ!」
村「タレもうまい」
穂「初めて食べた。こんなにうまいやつは」

『ほんっと!おいしー!』


当「おい!何で俺たちにはくれねーんだよ!」

荒「つーか、テメーらには奢ってねーよ!」

『だって、勇と哲次以外は優しいからいいの!』

荒「何だよそれ!」

当「くいてー!」



『あー!おいっしーーー!』




荒、当「「…………」」
   ((コイツ……ムカつく!!!))

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