第4章 IH予選初戦

～ちなみに烏野では～


《ーーさて次はEブロックですがこちらは波乱のスタートです》
「おおお！やってる！テレビ！」
「ローカルニュースじゃないですか」
月島が呆れ顔で言う

「「うるせぇ！テレビはテレビだ！」」

《昨年ベスト4の新山工業を破り和久谷南高校が３開戦へ進出ー》

「和久南てコーチが言ってたトコだな…シード校に勝ったのか」

《一方Iブロックは大エース牛島若利君擁する王者白鳥沢学園の初戦ですー》
《対する扇南高校に第１セット25ー10第２セット25ー6と全く流れを渡すことなく大差で圧倒、王者の貫禄を見せました》

「25ー6て…」
旭が呟く

《今年も王者が危げなく全国への切符を勝ちとるのか、それとも彼らを止めるチームが現れるのか！注目ですね！》
《そして続いての注目はAブロック》

「今日やった体育館だ‼」
《注目はやはり青葉城西高校の主将の及川徹君ですね！華やかなルックスで女の子のファンも多く、人気も実力も兼ね備えた選手です。今日の試合も――――――》

《ーそして明日この青葉城西に挑むのがベスト8確実と思われた伊達工業をまさかのストレートで下し勝ち上がって来た古豪　烏野高校です》

《明日の３開戦の相手の烏野高校の印象を聞いてみました》
Ｑ３開戦の相手　烏野高校について
「いいチームですよね！全力で当たって砕けてほしいですネ！」



「よーし、それじゃあやるか。」

「何を！？」
「ミッ、ミーティングですよ！」