第10章 10**
貴久から連絡が来なくなって1週間は過ぎた
「はぁー」
でるのはため息ばかり
けど落ち込んでられない
今、仕事を任され忙しい最中なのだ
小山「じゃ、お昼からよろしくな。今日直帰でいいから」
「はい」
小山「最近元気ないね、大丈夫?仕事負担なりすぎてない?」
「いや、大丈夫ですよ♪初めて任されたので頑張りたいです!」
小山「あんまり無理するなよ」
はぁー・・・・
先輩にまで嘘をついた
仕事が忙しくて少しバタバタだけど
そんな事じゃない
やっぱり貴久の事がなかなか離れない
別れた訳でもない
けど、
いつになったら
貴久はまた笑顔で戻ってきてくれるの?
・・・・
シゲ「では、それでお願いします♪本当、うちの店選んでくれてありがとね」
一度顔見知りだから話もスムーズに進む
「いえ、本当にこっちの言葉です!ありがとうございます」
シゲ「で・・・・増田とはどうなの?」
唯一私と貴久の今の状況を知ってるのだ
「あ、はい・・・・まだ連絡は・・・・」
シゲ「ったく、ごめんねーアイツもそろそろ寂しくなってると思うよ」
「そうですかね・・・・」
シゲ「例え、増田が誤解しててもさ、ちゃんは悪くないじゃん?浮気じゃないじゃん?」
「いや、傷つけたのは事実だし」
シゲ「んー・・・・話していいのかな」
そう悩みながら話続けた
シゲ「前の彼女とはね、なんで別れたのかというと、彼女の浮気なんだよね・・・・増田は1回は信じたんだ。けど、やっぱり彼女は浮気をしててね、それで増田は彼女と一方的に縁を切ったんだ」
初めて聞く自然消滅の真相
シゲ「あいつも少しやり方が極端でね、元カノはもう浮気しないって押しかけたけどそれをガン無視ね。1週間も元カノ粘ってたけど諦めて・・・・って流れかな。俺が知ってる話は」
「そうだったんですか・・・・」
シゲ「アイツもたぶんそこら辺の浮気とかは凄く弱くなってるんだよね、だから今距離置きたい。って言ってるのかもね」
「いつまで距離置いたらいいんですかねー・・・・」
シゲ「気長に待ってくれる?アイツ、本当にちゃんに惚れてたし。」
「待ちますよ。気長に待ちます。」
シゲ「うん、ありがと」