第2章 学校へ潜入!
「キサ視点」
ほんの数分前に美香に言われた言葉
「いい?何があってもこの部屋から皆を出してはダメだよ?」
俺は普通に皆を見ていたが
そんな時に奴が来た
「ちょっとキサ……あんた何、人のリップを隠してんのよ」
「私は貴様のリップなんて知らない」
何故、私が疑われるのでしょうか?
「いつもいつも突っかかって来んのはあんたでしょ??」
私は思い切って聞いた
「知りませんよ、ほかの人に聞いたらどうです??」
「今ここに居るのはあんたとうちしかいないのよ!」
私は驚きを隠せなかった
辺りを見ると私とあいつ以外居なかったから
「ハァ!?あいつらはどうしたんだ?」
「知らないわよ」
何となく分かっていた、あいつらが行く場所なんて
「もしかしたら、学校へ向かったかも知れない」
「嘘でしょ??」
「とにかく、行くぞ!」
確か学校は商店街の所を曲がった場所だよな?
「ね、ねえ!いつまで走るのよ!メイク崩れる!」
『今、緊急自体なんだよ!それくらい分かれ!』
「分かってるわよ……」
商店街がざわついていた
街の人々が学園の方を見てるな……
まさか……!
俺の思った通り予想は当たってた
当然のように4人は女子生徒達に囲まれていた
『あいつら……後で覚えとけよ……』
とにかく、これに関してはどうしょうも出来ないな……
「へぇ!ここが美香の通ってる学園なの?まあ、そこそこ綺麗じゃない?」
『あいつらどうする?』
「ほっとけばー?」
その瞬間、美香が出てきた
まずいぞ……
「……何で来たの?」
「あ!美香に会いたくて来ちゃった!」
「…………帰って……」
「えっ…………」
「良いから帰って!!!」
美香が言うといじめっ子らしき人が出てきた
「あらぁ?なんて冷たい事言うのかしらね?」
「そうよ、この子達がかわいそう!」
「…………」
そう言って美香は去って行った