第1章 突然の出会い
「俺達もついて行って……」
『ダメ!!』
「何でたよ……」
『色々と困るから……それに学校入ったら
お金が掛かるの』
「そのお金ってどうやったら溜まるの?」
『それは、働くしか無いね……』
「働く?」
『バイトよ……』
「んじゃあ!俺達もバイトするから学校行きたい!!」
『そんなに簡単な事じゃないの、そろそろ行くからお留守番頼むわね?』
「はーい」
『ふう……少し心配だな……』
そう考えていると誰かにぶつかった
『ご、ごめんなさい!』
「こっちこそぶつかって悪かったっす……」
ぶつかったのは白い髪に前髪を留めてる男子だった
『怪我ないかしら?』
「大丈夫……って御主人様じゃないっすか!」
『わっ、そんな大きい声出さないで!』
「あ、すいません……」
『貴方もしかして、ナツ?』
「はい、そうっす!」
うぁーイケメンだな……何でこんなに猫達は美男美女なんだろう……
「御主人様学校っすか?」
『ええ、そうだけど……』
「頑張ってくださいっす!俺はお留守番してるっすから!」
あ、この子は行きたいとか言わないのか
『ええ、頑張るわ』
そう言うとナツは去って行った
でも、驚いたな……自分で作った猫のぬいぐるみがあんなになるなんて……
そう考えつつ学校へ向かった