第1章 突然の出会い
《話し始めて数分後…》
『さっきの話を簡単に言うと……神様が貴方達を人間の姿にしたってこと??』
「嘘だと思うかもしれないけど本当です」
『面白い話ね……』
「なあ、信じてくれよ……」
『半分くらい信じてる…それよりも、私はこの宿題を終わらせて学校へ行かなきゃいけないの』
私が言うと後ろに居たアホ毛の子が言う
「何でわざわざいじめっ子の所行くの?休んじゃえばいいのに」
確かにそうだけど休んだら怒られる……
「おい、まさかこの宿題……」
『え、えっと……』
「ちくしょ……御主人様にこんな事までさせるなんて……」
『わ、私は大丈夫よ!』
「し、しかし!」
『ね、ねえ……あとさ……』
「ん?どうした?御主人様?」
『御主人様ってのやめてくれないかな?』
「えっ?何でですか?」
『色々あるから……普通に呼び捨てで良いよ?』
「じ、じゃあ……美香で」
『うん!それで良いよ』
「とにかく、そいつらをぶっ殺しに行こうぜ!」
『だ、大丈夫よ!それよりもこの宿題……終わらないよ……』
「美香……この俺を誰だと思ってるんだ?」
『えっ?』
「賢い設定のノアだぜ?こんなのいくらでも解いてやるよ!」
『ノア……』
「じゃあ、私も解きます!」
『キサ……』
「…………」
「おい、ヒノも手伝えよ……」
えっ、あのアホ毛の子ヒノなんだ……
雰囲気が違うな……
「…………」
そうノアに言われるとヒノは無言で手伝いをした
やり始めて数分後
「あー!終わった!!」
『えっ?早くない??』
「まあ、賢いからな!」
『はあ……そう言えばミアとナツを見てないけど何処に行ったの?』
「ミアは確かお風呂に入って……あ、出てきた」
横を見るとそこには美しい女性が
タオルを巻いて出てきた
「おはようございます
シャワーお借りしてすみません」
『全然平気よ!それよりシャワーの使い方分かった?』
すると彼女は首を傾げて
「いえ、よく分からないので水で洗いました」
『やっぱり……風邪ひいてない?』
「平気よ?」
『そう、なら良かった……あとでシャワーの使い方教えてあげるね?』
「美香!そろそろ学校行く時間か?」
『そうだけど……』
何となく察した