第8章 お礼と闇
その後、イジメっ子達は警察に連れていかれた
これで、もう大量の宿題をやらなくて良いのかと思うと
安心して力が抜けてしまった
「美香大丈夫か!?」
『ええ・・・少し安心しただけよ・・・ それに、皆ありがとう・・・』
「いや、お礼を言うのは桜ちゃんっすよ!」
「桜が居なかったら、俺らも来れなかったからな」
「い、いや!そんなこと無いですよ!!」
『桜ちゃんありがとう! 』
「あ、はい!」
「まあ、これで一件落着だな!」
『そうだね! 』
「鈴岡さん」
そう話してると林さんが言った
『あ、どうしたの・・・?』
また、何か言われるじゃないと待ってたら
林さんから出た言葉は以外だった
「あんなに大勢居たのによく頑張ったわね、見直したわ?」
そう言うと少し笑った
『林さん・・・』
「凛子で良いわよ?同級生だし」
『じゃあ、凛子ちゃん・・・! 』
「良かったね・・・!」
『うん! 』
だが、この時、誰も気づいていなかった
徐々に迫り来る影に・・・