第5章 現実
ノア視点
美香が働いてる所に戻ると
俺が思ってた事をはるかに超える程お客さんが来ていた
それに比べて働く人が少ない
『この人数を……対応しているのか!?』
やっぱりバイトってそんな楽じゃ無いんだな……
それに対して、ナツは驚いて無いな
まあ、バイト経験者だからな……
そう言えば……美香は……
探してると、一生懸命うどんを運ぶ美香を見つけた
「お待たせしましたー!月見うどんです!」
「おーい!こっちのうどん、まだかよ!?」
「少々お待ち下さいませ!」
「こっちもきてないんだけど?」
「大変申し訳ありません……すぐお出しします……」
見た感じ、人が居ないためか……うどんが客に来てないのが多いようだ
その時に1人の女の人の声がした
「ちょっと?美香ちゃん、とろとろしてないで早く運びなさいよ?」
「は、はい……」
「そんなんだから、お客さんも文句を言うのよ」
「すいません……」
何だ?あの人……自分だって遅いくせに……美香に文句ばっか言いやがって……
しかし、今回に関しては見てる事しか出来なかった……