第4章 実行
「ミア視点」
美香を探してたけど見つからないわ……
全くどこに居るのかしら……
探していると5人くらいの男に話しかけられた
「ねえ、そこの彼女!」
彼女って恋人の人の事言ってるのかしら……
うちでは無いことは確かだわ……
「ちょっと無視しないでよー」
その男の1人に腕を引っ張られた
『 ちょっと!痛いじゃないの!』
「君可愛いね……俺らと遊ばない?」
『あ、遊ばないわよ! 』
猫だからって遊ぶとは限らないのよ!
「そりゃあ残念だなぁ……じゃあ力尽くで……」
『いや!離しなさいよ!! 』
「大人しくしろっ!」
このままこんな気持ち悪い人に何かされてしまう
そんな時にそいつらが殴られた音がした
「大丈夫ですか??」
『え……はい……」
目の前に居たのは、この前、美香を探す時に手伝ってくれた人達だった
「怪我ない?」
『 あ……大丈夫……』
「全く女の子に酷いことさせるなんてサイテーだな」
「だな!立てる?」
『だ、大丈夫! 』
「そうか!なら良かった!」
『…… 』
それと同時にうちを呼ぶ声も聞こえた
「ミア!!」
『美香!探したのよ!! 』
「え!そうだったの……ごめんね……」
『全然大丈夫だけど…… 』
「怪我なかった……?」
『 ええ、この人達のお陰で助かったわ……』
「ミアを助けて頂いてありがとうございます……」
「いやいや、お礼をされるような事はしてませんよw」
「そうですよ!当然な事をしたまでです!」
「本当にありがとうございました……ほら、ミアも……」
『あ、ありがとうございます…… 』
「いえいえ!気おつけてねー!」
そう言って彼らは去っていった
それと同時に知らない子がこちらに向かって来た
「美香ちゃん大丈夫だったんですか?」
「うん!大丈夫だったよ!」
『…… 美香その子誰なの?』
「この子は、梅崎桜ちゃん!さっき友達になったの!」
『そうなの……宜しくね 』
「宜しくお願いします!」
何かしら……別にこの子は悪くないけど
何故か、美香が遠く感じる
まあ、気のせいよね……
こうして、昼休みは過ぎていった