第6章 土翁と空夜のマリア
────神田ユウ
「探索部隊からの報告からだいぶ時間が経っている。level1のAKUMAばかりとは限らない。気を抜くな」
「了解!」
本当にわかってんだろうなアイツ。
モヤシの後を追っていったが、level2だったとしたら能力は未知数なんだぞ。
とりあえず俺はイノセンス回収だ。
崖を降りていくと古びた街並み。これが現在の放置され続けたマテールの地か・・
モヤシの戦闘でなのか、煙が上がっている箇所がある。その少し右側に結界装置が起動されている場所が見えた。
「行くぞ六幻!抜刀」
肩から後ろにかけてあるイノセンス六幻の柄を持ち、刃の部分に指を滑らす。
鞘から抜き抜刀してやると切れ味がよさそうな刃が見える。
「イノセンス発動。
六幻 災厄招来 界蟲一幻!!」
おそらくイノセンスの持ち主である人形と人間を囲ってある結界装置の周りに居るAKUMA達を殲滅する。
周りに居る探索部隊は全滅。
解除コードがないとこの結界は解除できない。
→