第5章 マテールの亡霊
────アレン・ウォーカー
黒の教団内・地下水路
「ちょっと大きいね。」
「これ 着なきゃいけないんですか?」
教団に来て初任務。
エクソシストはこの団服と呼ばれるコートを着なければならないみたいです。
着慣れていないから何か違和感・・
「エクソシストの証みたいなものでね。
戦闘用に造ってるからかなり丈夫だよ。
あと 左手の防具はボク的に改良してみました。」
見送りに来てくれているのは室長のコムイさん。少し変わっている人だけど、僕が使いやすいように小さな気配りをしてくれる素敵な方です。
「似合ってるよアレン!!すぐ慣れるよ~」
「早く行くぞ」
今回、この任務を一緒に行うエクソシストの夢と神田。初めての任務は心細いと思っていたけど、3人で行けるのはコムイさんの配慮かな。
神田ってのが引っかかりますけど・・
→