• テキストサイズ

聖職者ノ宴【D.Gray-man】

第19章 終わらない地獄




少年達と別れた後、方舟の崩壊状況を簡単に確認した。


中心部分にあるこの塔が崩壊するのは一番最後。ここまで辿り着くのにあと二時間程か・・?


それから塔の上層部に居るロードの元へ帰った。




「ティッキーお帰り!!」




「ただいま。
また派手にやったな~」




お嬢ちゃんが壁に鋭く尖ったロウで血まみれの状態で刺されている姿と、ソファーに寝ころびながら足をバタバタと動かしお嬢ちゃんを見ているロードの姿。


俺におかえりっていうんだったらこっち向けよ!




「どう?可愛いでしょ?
血にまみれた僕の可愛いお人形だよ~」




「コイツ生きてんの?」


近寄って心臓に耳を当てると動いている音が聞こえる。




「死んじゃったら嫌だよ~
まだ遊びたいんだから。」




「殺したら千年公に怒られンぞ?」




「千年公は怒らないよ~」




「どうだかな・・」


身体と壁に刺さっているロウをひき抜くと、苦しそうな声がお嬢ちゃんから微かに聞こえた。




「とっちゃうの~?うわっ血がすごいっ!」




















/ 530ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp