第17章 江戸消滅
ドォオン
な・・!?
いきなりの衝撃音と砂埃。
目の前のノアが攻撃してきたのかと思い、咄嗟に小槌でガードする。
「ラビ!?伯爵がこっちに来ませんでしたか・・?」
「え・・!?」
砂埃がだんだんとなくなっていき、視界が開ける。
目の前には片腕がなく太い刀を持ったアレンの姿。
「あれ・・そういえば俺も2人のノアと・・
どうなってんだあ?どこにもノアがいねェ・・?」
周りを見渡してもノアがいない。
「リナリーは!?」
「大丈夫です!ちょっと見てきます!」
「おおう!任せた!
・・ユウは・・おっ!みっけ!伸!」
リナリーの元へ向かうアレンから、上空に浮いている城の方へと視線を移す。
ユウと夢を下に降ろしてやんねェと!
やっと休憩できるんさー!!
アレンも生きてたしっ!!
ユウのところに行くまでそんな気持ちだったんさ・・
夢がノアに拉致られた・・
生きて帰って来る事なんてありえるのか・・?
なんせアイツは異世界からの・・・・
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