第15章 ノアの一族
「アレン・ウォーカーの名前がぁ〜こすってもぉ〜こすってもぉ〜ぉ・・もぅいやぁ〜」
「いやいやいや!
んなわけないからしっかりこすれよ!お前!
檻から出たいからって嘘つくんじゃねぇぞ!」
檻の中には削除対象者の名前がかかれてある。殺していく度にその名前が消えるんだ。この小人がタワシかなんかでこすって。
消えないだァ?ありえねぇ!
持ってた鯉でぶってやった。
「うわぁッ
こいつはぁ〜い〜きてる〜」
「あン?」
「ひっくひっく・・うぅ・・」
まじで生きてんのかよ?俺は確かに殺したぞ?
「おいおい。」
「あ?」
「カッコいいなりしたお兄さんが池で鯉盗み食いしてんなよな〜
特別任務中なんだって~ティキ?」
「よっ。双子か。」
振り向くと2人組の見慣れた姿の奴らがいた。お互いに銃を向けながらこちらへ歩いてくる。
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