第7章 子守唄を聞かせて
「「神田!!」」
「この根性無しが・・こんな土壇場でヘバってんじゃねェよ!!
あのふたりを守るとかほざいたのはてめェだろ!!
お前みたいな甘いやり方は大嫌いだが・・口にしたことを守らないやつはもっと嫌いだ!」
「は・・は、どっちにしろ嫌いなんじゃないですか・・」
「土壁」
一度、杖を地面につけ神田の後ろから抜け出し敵の横へと回り込む。杖の先端に形成した土壁の部分を敵へと振り抜く。まるでバッティングするかのように・・
打撃攻撃はこんなやり方でいつも成功している。
ドォオオン
吹き飛ばされた敵の方へ急いで移動する時に、神田達の会話が耳に入る。
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