第8章 彼とペア
ただでさえ女子の1.2.3組だけでも人見知りのせいで怖いのに・・・。
男子なんか来たら・・・。
「・・・あ、そっか!3組の女子んとこ遠野ちゃんいるんじゃん!」
「マジラッキー!」
どうしよう!どうしよう! ※聞こえていません。
「んでーそうしたら川っちがまさかの・・・ってあ、遠野ちゃん!」
?この声・・・
あ!
高坂君!
・・・と咲本君。
「・・・あ・・・。前ダイジョブでしたか?」
高坂君がそういったので私は首を縦にふった。
「そこーはやくもどれー。あ、いーや。そこで話聞け」
体育の先生がだるそうな声でいった。女子の体育の先生はてきとうだが、いい先生だ。
「あれ、大ちゃんは?」
大ちゃんは大原先生のあだな。
男子の体育の先生。