第23章 クリスマス
今日は、クリスマス。
そして、高坂君との初デートの日。
「…そんな格好してどこ行くの」
行こうとしたときお母さんに聞かれた。
「えーっと…と、友達と…」
「え!友達できたの!?」
「できたよ!」
ピーンポーン。
と、そのとき、玄関のチャイムが鳴った。
「誰かしら…」
お母さんが玄関に行きドアを開けた。
そこには、
高坂君が立っていた。
「ふぇ!?こ…え!?」
「…すまねぇっす。その…咲本がチャイム鳴らして逃げたっす」
ピンポンダッシュか。あ、突っ込んじゃった。
「あ…えっと。俺、その…。遠野さんと」
「付き合ってるの!!??」
お母さんが食いついてきた。