• テキストサイズ

今日の空色

第20章 距離




「高坂ー渡せたんだよなープレゼント」


「…まあ」


「へー。…俺さ、気になっていることあるんだけど」


「なんだよ」




「遠野ちゃんに対してずっとそのまんまなの?」




「…は?」


「だってさ、お前なんか距離あるっていうかさー…」



「なんとなく…言いたいことは、分かる」


「お前はかわってるよ。頑張ってるよ。でも、結局相手に距離おくとさ」


「…わかってる」


  +*+*+*+*+*+*+*+*+*+


「で、その子がさ…あ…」


薫ちゃんが話をやめた。


目線の先にいたのは、高坂君と咲本君だった。


「あれーさきもっちゃんと高坂君」


「あれー?桜田ちゃん!?遠野ちゃんと仲良くなったの?」


3人は同じ…中学だってさっき言ってた。


「うん…。あ!私!さきもっちゃんに!用が!アッタンダ!」


「…何?その棒よみ…!あ!俺も!奇遇だな!」


え?何?急に…。


「ってことで」


「さらばだ」
/ 176ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp