• テキストサイズ

今日の空色

第20章 距離



「おはよー遠野さん」


「お、お はよ…」


誕生日に話しかけてくれた子が


挨拶してくれた。


あれからはよく話すようになった。


桜田薫さん。


「ごめん、そこの二人」


と、そのとき話しかけられた。


「宿題のプリントだして」


「おーごめん佳奈ちゃん!」


彼女は本城佳奈さん。


クラスをまとめている積極的な子だ。


「遠野さんも」


「あ、う、うん!」


だんだん私もクラスの子と話しかけれるようになってきた。


「本城さんって…かっこいい…な」


「そうだねー…。昔はおとなしかったんだけど」


「え?」


あんなに積極的なのに?


「まぁ、色々抱えてたみたいなんだよ。小中一緒なんだけど。それで、それをかえてくれたのが…あ、きたきた」



/ 176ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp