• テキストサイズ

今日の空色

第14章 好き


「好きって…よく分かんねーなって」


「うーん…分かんねーな」


「でも、好きなんだよな…」


「…意味分かんねーよ」


「…頑張るか」


「え?」


「伝えてくる」


「………!」


おい、めちゃくちゃ目がきらきらしてるぞ。


「…応援してるからな」


その時、咲本はふざけたわけでもなく


ただ、真剣な目で、少し微笑んだ。


俺は、走り出した。


咲本が、走ってる俺に言った。


「遠野ちゃん、―――――――――!」




走って、走って。


周りの目も気にせず



屋上へと、走った。
/ 176ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp