第5章 旦那様はXANXUS様~XANXUS~
「沢田のカス野郎だ、心配せずとも向こうからこっち(イタリア)に来てる」
「いやいやそういう問題じゃなくて!ご飯食べてる暇ないで・・・」
「ったく忙しねぇ女だ…≪ピッ≫俺だ。メシだから遅れる、以上」
『えっ!?ちょ、ザンザ≪プー、プー、プー…≫
「そういうことだ。早くしろ」
「いやいや今の電話はダメでしょ!何かコンビニで買うなりして、移動中の車内で食べなさいよ!」
「飯ぐらいゆっくり食わせろや」
「ザンザスが寝坊するのが悪いんでしょ!?しかも相手はボンゴレのボスでしょ、何分待たせるつもり!?」
「そもそも向こうから俺に頼みがある、といって設けた会合だ、構わん」
「そーゆー問題じゃなくてね…~~っもう、いそいでつくるから支度してて!」
「朝から騒がしい奴だな」
「誰のせいよ、だれのっ!!!」
私の旦那様は、ボンゴレ独立暗殺部隊ヴァリアーのザンザス様。
わがままで横暴だけど、なぜか憎めないのです。
「何優雅にコーヒー飲んでるのよ、早くして!!」