第3章 やっぱ嫌いです。~10年後 レヴィ・ア・タン~
『あ、起きれます?なんだったらあーんしましょうか?ふーふー・・・あ、』
やっべ、服に落としちゃった。
ティッシュで、あわてて拭う。
『すみませんね、もー、慣れないことするもんじゃないですよね、まったくー。
・・・レヴィ先輩?』
レヴィ先輩の目線が、私の胸元に集中してはなさない。
「・・・だ。」
『はい?』
「妖艶だ…」
刹那、鼻から血を流すレヴィ先輩。
「しつれーしまーす。おい、ルッスさんが呼んでます…『フランッッ!!』
よびにきたフランの背中にしがみつく。
「…なにしたんですかー?」
蔑みの目でレヴィを見つめる。
「何もしていないっ!!俺はただ、妖艶だと、」
「良かったじゃないですかー。色気あるってよ」
『全然嬉しくないわ‼︎』
____コンコン
『失礼しまー…』
「ぬっ?!きさま、勝手に・・・」
『いやさっきからノックしまくってましたけど・・・』
え、ナニ、コノニオイ。
なんか、すっごいイカ臭いんですけど・・・?
『…それ、』
レヴィ先輩の手には、どこで入手したのか、私が写った写真。
そして、汚らわしいものを曝け出して、
ティッシュの・・・山・・・?
「ち、ちがう、これはだな、その」
『・・・きったねーもん見せんなど変態親父がぁぁぁ!』
「ぐぼぉ!!」
『うわああああん!!』
P.S。
やっぱ、嫌いです。