第3章 やっぱ嫌いです。~10年後 レヴィ・ア・タン~
『ボス。今日のペアは、』
「レヴィとだ」
『・・・え?』
「2度も言わせんなカス。レヴィだ」
っんのクソボスーー!!
わたしがあの人超嫌いなの知ってるくせに!
コンコン
「失礼します、ボス」
「レヴィか。入れ」
うっわタイミングわっりぃなほんと。
「ぬ、・・・」
『しつれーしましたー』
私はフランと同期の雲の幹部。
ルッス姉さんはお母さんみたいで優しいし、
ベル先輩は超可愛がってくれるし、
スク先輩はうるさいけど頼りになる上司だし、
フランはフランだし、
ボスは私にはヴァリアー内暴力しないし
ヴァリアーは好きだ。・・・だけど、唯一嫌いな人が一人いる。
雷の幹部、レヴィ先輩だ。
え、理由?
1.第一印象からしてキモい。
初対面で、私のことエロい目で見やがった。
2.趣味がキモい。
3.ボスLOVEなところがウザい。
4.冗談通じない。
生理的に無理とは、まさにこのことだよねー。
「待て!貴様俺とペアだろう!なぜ先に行く⁉︎」
『え、先輩が遅いからじゃないですかぁー?』
「フラン口調で言うな!
大体何故お前と俺なんだ…ブツブツ」
いらっ
『こっちの台詞だっつーの・・・』
「なにかいったか?」
『いえ?そんなに言うなら、一人でやっちゃってくれればいいじゃないですかー。私、みてるんで。最もサボったって怒られるの私ですけど』
「なんだと?」
『なーんちゃって。早く行って、ちゃちゃっと済ませましょー』
「ふん、足を引っ張ってくれるなよ」
あー、いちいち腹立つなー、この親父。
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「ぐああっ!」
『いまのちょっとヤバかったんじゃないですか?レヴィせんぱーい』
「余計なことをするな!レヴィ・ボルタ!」
『はあ…終わりがみえないんですけどー』
倒しても倒しても湧いてくる。
「、しんどそうだな」
『そのままお返しします』
「生意気な」
あー、なんでよりによって体力ない組がこんな仕事任されたんだろ。
『ちっ・・・』
私はレヴィ先輩の倍の数に囲まれている。あれだ…女だからってやつ!
「おいっ!」
『・・・!』
振り返った時はもう剣を振り下ろされていた。
や
ば
い