青春あやまち論anotherstory 【黒子のバスケ】
第23章 あとがき
大学は、誰も私のことを知らないであろう。地元から遠く離れた土地を選びました。
しかし、大学進学後。
私のことを知っているという他チームのマネージャーだった子と出会いました。
その子から「バスマネ一緒にやろう?」と誘いを受けましたが、私は断りました。
もう…バスケには関わりたくない。
心からそう思っていました。
『黒子のバスケ』と出会ったのは、大学へ入って少し経った時です。
はじめは、すっごく嫌でした。
思い出したくもない過去を嫌でも思い出してしまうからです。
誠凛は逆転勝ち。若しくは一点差勝ち。ばかりで、いつも「勝ったからいいけど…それで負けた側の気持ちなんて考えたことあんの?」と思っていました。
しかし、バスケ漫画。と言うよりも、一つの青春物語として読んでいるうちに、自分の過去を悔い改めるキッカケにもなりました。