an unexpected happening【銀魂】
第14章 危険な男
見回り中きなくせェ奴がいねェか、気を張っていたが
土方「どうやら、今日も空振りみてェだな…」
いや、そもそも奴の目撃情報自体がガセだったとしたら…
取り出したタバコに火を付けながら、そう考えていると…
「何処アルかー!」
何処からか、聞こえてくる声に
迷子の子供が親を探してんのか…いや、待てよ
この声は…
神楽「としぃー」
半べそかいた、怪力娘が走りよってくる
土方「あ?オイ望美はどうした?」
こいつと一緒に居ねェ望美の名前を出せば
神楽「トイレ行ってくるって、言われたから待ってたアルけど、戻って来ないから、探しに行ってみたネ…
でも、トイレにも何処にも居なかったアル」
ボロボロと涙を流す、コイツを責める気にもならず
土方「いいから探すぞ」
そう、声をかけはぐれた場所まで足を進めた