第6章 重なる想い
ま、なったからには頑張るぞ~
それから毎日朝は応援の練習をした。
ドッジの朝練もしたかったけど…
今はこっち優先。
時には声を出しすぎてかれたこともあった。
それくらい頑張って声を出した。
そしてついに運動会当日。
10月になったとはいえ、まだ少し暑さが残っている。
てか今日の天気は午後から雨らしい。
最後の運動会なのに…最悪だなー。
この学校では1組が赤組
2組が白組と決まっている。
私は1組だから赤組だ。
だるい開会式が終わり、最初の種目は1年生の短距離走。
みんな小っちゃいな。
「いちについて よーい、どんっ!」
小さい腕を一生懸命振って走っている。
「あーかーぐーみっ!」
と持ち前の大声で応援する。
すると、赤組のみんなも精一杯に声を出してくれる。