第6章 重なる想い
だいぶ涼しくなった9月。
10月にある運動会に向けて色々な種目の練習が始まった。
私は足そんなに速くないから
みんなが出るような競技しか出ないけど。
でも、声だけは馬鹿でかいんだよ。
だから応援団やってみようかな。
ということで応援団決めで立候補しました~!
早速、応援団員で団長と副団長決め。
「俺、団長やる!」
と言ったのは小林健太。
パチパチと拍手する。
健太はリーダーシップあるから即決だった。
あとは副団長かー
私はべつにしたくないな~
そう思っていたら
「愛梨いいんじゃない?」
「いいね!!」
「さんせーい!!」
…え゛
「やってくれる?」
「あはは…いいよー…」
「きーまりっ」
断れなかったー…!!