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未練

第6章 重なる想い


あー、明日になってほしくない。
毎年夏休みが来るのを楽しみにしていたけれど。
今は休みなんてあってほしくない。
1秒でもあの人の近くにいたい。
「はぁー」
大きなため息をつく。
授業、やる気ないわ。
っていってもいつものことなんだけど。
今日の授業、夏休みの課題配られるだけなんだけどね。

『うわー、課題多すぎ~!!』
教室内はその声ばかりがこだましている。
私も同感ですよ。
こんな多い宿題を目にすると気分悪い。
「せんせーい、こんなに多いと過労死しまーす!」
みんな大爆笑。
言ってやりましたよ。
「……。」
無視ですか。
いいですよ、やりますよ。
心の中で勝手に開き直った。
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