第6章 想い合い

月島side



めぐみに想いを伝える前までは、正直その【幼馴染み】って立場に、僕は甘えてた。








思えば、それは共に過ごした小学生、中学生時代もそうだった。






【「幼馴染みだから。」】







その魔法の言葉をつかって、






僕は、




男子からめぐみを囲い、





僕とめぐみの関係を守ろうとしてた。







中学に入学して間もなく、それを僕に印象づける出来事がひとつあった。









…いまとなってみては、あの出来事がきっかけで、










僕がめぐみへの気持ちを自覚したコトは、言うまでもなく、自分自身でもわかっていた。