第4章 幼馴染み
月島side
「…泣いたんだ?」
涙目で僕を家へ迎え入れるめぐみ。
本当は、声を出して泣きたいのか、堪えているようだったけれど、、
そんな仮面は、もう意味のないモノに思えて、思わず口から出た言葉だった。
「…ゔっ、う、……私のバカー!!っン、忠のことっ!探したい!!!ズッ…ぅ…」
「………鼻、…出てる。」
豪快な泣き方は、変わってないな。/
そう思いつつ、ティッシュを差し出す。
「…ン、ありがとうっ…//…ズッ」
「いいから、行くよ…?/」
不覚にも、泣き顔までかわいいとか思ってしまった自分に苛立ちを覚え、
昔よく言ってやった言葉を、わざと耳元で囁いて、左利きのめぐみの右手を掴んでやる。
「ッ!!!/////」
案の定真っ赤に染まっためぐみの顔。
ある時、からかうつもりで、耳元でたまたま囁いてやったときから、
僕だけが知ってる。
めぐみの、この顔。
たとえ山口でも、
この顔だけは、見せたくない。
僕だけのモノ。
……それでも、
いくら居なくなったからって、、、
めぐみがこんな風に泣くのは、、
……山口、
お前、だからだよ。
そして……
めぐみが他の男が居なくなって泣いてるっていうのに、
俺が、こんなに落ち着いていられるのは、
山口…
お前、、だからだよ。