第4章 幼馴染み
月島side
山口と連絡が取れなくなってから4日目の朝、めぐみからの電話で起こされた俺は、急いで車を走らせめぐみのもとへと向かった。
山口からLINEの返信が3日以上来ないなんて、初めてだな……
僕が山口にLINEを返さないことはしょっちゅうあっても、その逆はなかったことに気づいて、今までどれだけ自分が山口に甘えていたのかを、僕は考えていた。
めぐみとのことだって、山口はきっと、僕とめぐみのキモチに気づいていたから、あの日わざわざ僕を家に招いたんだろう…。
めぐみにも、山口にも、僕は気を遣わせてばかりいたのかもしれない。
…メールもLINEも、思えばふたりから来たモノに、返信していただけな気がして、、
なんだか、申し訳なくなった。