• テキストサイズ

【ハイキュー夢】私の彼氏はバレー部です

第8章 しょぼくれ彼氏の慰め方【木兎光太郎】


「ヘイヘイヘーイ!!」

練習試合中、絶好調の彼。

今の所は……なんだけど。

「あかーし!」

「木兎さん!」

赤葦くんからのパスをスパイクしたが、バシッ!と、見事にブロックされた。

「もう一回!あかーし!」

「木兎さん!」

なんとか拾ったボールをまた繋げるもの

バシッ!

コロン……

「「あ……」」

梟谷コートに落ちたボール。

赤葦くんと私は声を揃え彼を見た。

ほんの数分前までは絶好調だった彼は見事に“しょぼくれモード”のスイッチが入ってしまった。

「今日はもう俺にパスを上げるな!」

チームメイトの方を振り向きもせずそう宣言した。

対戦相手の音駒の方たちはまたかと、黒尾くんに至ってはニヤニヤと笑っていた。

何とか試合は終えたものの、相変わらず彼のしょぼくれは治らない。

「光ちゃん」

「美咲!俺に話かけるな!」

「木兎さん」

「あかーしもだ!」

「そうですか。じゃあ美咲さん一緒に食事に行きますか。木兎さんは置いて」

「………え?」

赤葦くんは私の肩に手を回し歩き始めた。

「光ちゃん……」

チラリと振り向けば呆然としている彼の姿があった。

/ 46ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp