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【刀剣乱舞】それは、確かに恋でした

第2章 折れた仲間達


僕は、案内されて薄暗い手入れ部屋から中庭の見える離れに移動した。
そして、案内されて中に入る。

そこには、手入れが終わった生き残り達が残っていた。

「やぁやぁ、皆様」

上座には、こんのすけが座っていた。
どうやら、簡易の主を務めるらしい。

「これより、代わりの主として、この私めが努めさせていただきます」
「それで、この人数だけで何かできるのかな?」
「――非情に、難しいかと」
「じゃあ、ただ折れるのを待てば良いのか!?」
「いえ、方法はございます。貴方がたが強くなればいいのでございます」
「そんな、簡単に言ってくれるね」

強くなれって言ったって、どうやって強くなればいいの?
方法があるなら、最初からあんな事態にはなってないのに。
本当に、この狐最後の晩餐にしてやろうか……!?

「――えぇ。錬結をして頂きます」

錬結、それは行うことで刀剣の能力を上げる行為。
本来は、審神者と刀剣が性行為を行うことで、能力が引き上げられる行為だ。
この場合、こんのすけと僕らがエッチするの?

「姫鶴一文字様をモノにし、多く性行為をした刀剣を近侍にいたしましょう」
「へっ? なんで僕!?」
「何のため、無理をして貴方を生かしたと思ってるんですか?」
「姫は、審神者の力もあるからな。今の状態だと、一番高い霊力を持つと思うぞ?」
「その通りでございます。実のところ、私めは姫鶴一文字様を維持するだけの霊力だけ補っており、他の皆様は姫鶴一文字様の霊力をお借りしてる状態です」

僕の霊力を勝手に弄れるってこと?
何か、自分の体を勝手に使われるのって、いい気分はしない。
でも、そんなこと言ってられる状況じゃないか……。
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