第2章 My♥Brother!!

百合side


お兄ちゃんと私はずっと一緒で、私は小さい時からお兄ちゃんが大好きだった。



よく面倒を見てくれて、私を大事にしてくれる大切なたった一人のお兄ちゃん。



今までは兄としてお兄ちゃんが大好きだった。



でも中学生となった今、私は兄としてじゃなくてひとりの男の人として......



お兄ちゃんを見るようになってしまった。



だから毎日一緒に登校していたのを、友達と一緒に行くことにした。



だってそうしないと自分の感情が可笑しくなりそうだから......。








＿＿友達とのとある会話


『ねぇ、百合はエッチしたことある？』



『っい、いきなり何！？//////』



『その感じだとないかぁ(笑)』



『っ当たり前じゃん！だってまだ......中２だよ？』



まさかいきなりそんな話が友達から出てくるなんて思ってもみなかった。



『っ歩美ちゃんは、あるの......？』



『あるわけないじゃん(笑)先輩から話を聞いたのよ、
去年の夏高校生の彼氏とエッチしたってね♪』



『っそう、なんだ......』



中学生と高校生って私とお兄ちゃんみたい......。



『まぁせいぜいひとりエッチかなぁ(笑)』



『ひとり......エッチ？』



『えぇ百合！アンタ知らないの！？オナニーのことだよ！
......もしかして百合、やったことないの？好きな人とかを想像して
デリケートゾーンとか胸を揉んだりするんだよ？』



『あるわけ、ないじゃん......』



そんな人、私にはいない......っていうか、



その対象はお兄ちゃんになっちゃうから特に考えたことはなかった。



これといった好きな芸能人もいるわけじゃないし......



『でも百合もやってみたら？凄く気持ちいいよ！
指を入れるのは少し痛いかもしれないけど、慣れちゃえばたまらないよぉ♪』



『......。』



『まぁ無理にとは言わないよ！
でも百合はいつかそういう事に興味もつと思うよ(笑)』



そんな話聞いちゃうと、余計お兄ちゃんのこと














意識しちゃうじゃん......。