第43章 【シルシノイミ】
小宮山を後ろから抱きしめると、さっきはごめんなさい……そうまた小宮山が謝るから、だから謝るの禁止だって、そう言って振り向かせてその唇をキスでふさぐ。
「さっき……、なんで迷惑だなんて思ったのさ?」
「え……あ、それは、その……」
そう口ごもった小宮山は、言いにくそうに視線を泳がせて、その、今日はもう夕方したから……、そう言って顔を真っ赤にする。
「だから……今日は、私……もう、必要ないかなって……」
そう俯いて目を伏せる小宮山に、やっぱそんなところか、そう思いながらため息をつくと、それから額同士をコツンと合わせて2人の視線を同じにする。
結局、小宮山は、オレが小宮山の身体だけしか興味ないと思っているから、迷惑だ、なんて発想になるんだよな……
確かに、最初はそうだったけど、今は決して身体だけってわけじゃないんだけどさ……
「小宮山ってば考えすぎ……、それに、今日は小宮山がオレを必要だったんじゃん?」
ひとりで寝んの、怖いんだろ?そう言って小宮山の髪を優しく撫でると、小宮山は小さく頷いて、オレのパジャマの裾をギュッと握りしめた。
「だいたいさ……?」
ぐいっと下から小宮山を突き上げて、もうその気になっているオレ自身を押しつけると、あんなんでオレが満足すると思う?そう言ってニヤリと笑う。
「これから一週間、とことん付き合ってもらうかんね?」
覚悟しといてよ?、そう耳元で囁いてそのまま舌を這わすと、ひゃぁっ、とくすぐったそうに首をすくめて小宮山は身をよじらせた。
パジャマを捲り上げてその両方の胸を包み込むと、揉みしだきながら突起をクイッと指で摘まみあげる。
すると小宮山は、ぁんっと甘い声をあげて、それから、キュッと先端を尖らせた。
片方の手をお腹を滑らせて、そのまま下着の中に滑り込ませると、その割れ目にそっと指を這わせる。
「____っん!」
その瞬間、小宮山はビクンと身体を跳ねさせて、それから恥ずかしそうに脚をとじた。