第116章 【アトガキ】
また不二くんが夢主ちゃんへ恋心を抱く予定も全くありませんでした。
最初から最後まで、英二くんと夢主ちゃんを純粋に応援する立ち位置だったはずなのに、気がついたら3人ともとても重要なキーパーソンになってくれましたね。
せっかくだから、みんなも幸せにしてあげたい・・・と思い、終盤の流れとなりましたが、本当は不二くんは鳴海さん、桃城くんは美沙ちゃんと落ち着かせる予定だったんです。
でも、流石にあの鳴海さんと桃城くんの流れから、鳴海さんが不二くんを選んだら、桃城くん不憫すぎない?と思って、強制的にそこはやめましたが・・・
サラッと流してしまったけれど、彼らのお話も脳内では色々ありますので、機会があったら番外編で書けたらいいなーと思っております。
また、途中で公言していた不二くんENDの件ですが、最後まで書ききって今は英二くんと夢主ちゃんのお話の完結に大変満足している状態ですので、ちょっと書ける自信はありません・・・
ちょっと落ち着いてきて気持ちも盛り上がってきたら、番外編にて執筆出来ればいいなと思っております。
さて、この【テニプリ】ヤミニサクキク【R18】ですが、夢主ちゃんと英二くんの恋愛の軸の他に、家族愛を大きなテーマにしておりました。
夢主ちゃんとご両親の家族愛、英二くんと菊丸家の家族愛、それから、英二くんと実のお母さんとの母子愛・・・
私自身が人の親という立場ですので、夢主ちゃんと英二くんは我が子のように見守ってきました。
そのおかげか、夢主ちゃんと菊丸家のご両親のシーンは納得のいく物がかけたのですが、正直、英二くんと本当のお母さんの和解のシーンは入れていいものか、だいぶ悩みました。
でも、執筆していて英二くんが勝手に許していたので、それが正解なんだろうと思い、そのまま公開することにしました。
それは夢主ちゃんが水嶋さんと香月くんの幸せを祈るシーンでも言えることですが・・・
実際はそんな綺麗事でまとまるはずがない、と納得いかない方がいらっしゃいましても、英二くんと夢主ちゃんの意思ということでお許しください。