• テキストサイズ

【テニプリ】闇菊【R18】

第4章 【オソレトフアン】




信じられない!
信じられない!!
信じられない!!!


どうして彼が、あんな場所であんなことをしているの?
そりゃ高校2年生っていったら、タカンナオトシゴロだとは思うけど、いくらなんでも外でってありえない!


『あぁぁぁぁ、英二ぃーーー!!!』


女の人の声が頭から離れない。


「お願い、やめて!!」


耳をふさいでそう声を上げると、その女の人の声を追い払うように走り出す。


「ただいま!」


自宅まで夢中で走って玄関のドアを乱暴に開けると、ちょうど朝食の準備を始めた母がびっくりした顔で覗き込む。


「璃音!?どうしたの……?そんなに慌てて、あなたらしくもない……」


そう驚く母に、何でもないの、なんて肩で息をしながら答えると、その勢いのまま自室へと急ぐ。
部屋に入りそのままベッドへとダイブすると、まだ爆睡していたネコ丸が、ビクッと身体を起こして丸い目をさらに丸くした。


心臓のバクバクがおさまらないのは、あんな光景を見たからか、必死に走ってきたからか……


それとも、そこにいたのが菊丸くんだったからか___

/ 1433ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp