第2章 団長として、男として :エルヴィン 甘
あの壁外調査の随分前から私たちは交際をしていた。
次期団長と任命されていた私は団長になったら結婚してくれとプロポーズをした。
そして今になる。
団長として私は調査兵団をまとめ、皆を導くことができているのか…。
たまに不安になるが、そんなことも言ってられない。
『エルヴィン!ご飯できたよ』
笑顔で私を呼びに来たに「今行く」と返事をしベッドを立つ。
『今日はハンジと一緒に捕獲した巨人の調査をしてくるよ!』
「わかった。あまり無理はしてくれるなよ」
『わかってるよー』
今でもなお調査兵団として彼女は雑務をこなしている。
確か朝から会議があったな…
そろそろ出なくては。
お互いに支度をし、部屋を出る前に………
「」
『なに?』
「また昼時に逢おう。愛しているよ」
『////うん。私も…愛してるエルヴィン』
そう言うとは抱き着いてきた。
そろそろでないと遅刻してしまうのだが…
クスッまぁいいか。
もう少しだけ。
団長として、男として、を守り抜いていつか巨人のいない世界で幸せに暮らしたい。
そう願うのは我が侭かな?