第1章 平行線 :コニー ギャグ
『コニー、じゃあ黄色は?』
「ん?んん?……き、黄色?…黄色は、アレだろ…きゅ、休憩」
『バカだ。コニーあんた本物のバカだよ!!悪いことは言わないから今から団長に頭下げて憲兵でも駐屯でもどこでもいいから行きなよ。むしろ訓練兵からやり直せハゲ』
「何でだよ!じゃあ答えろ!黄色って何だ!?」
『ないよ』
「は?」
『だから、黄色の煙弾なんてないの!』
「はぁ?騙したのかよ…ひでぇ」
『…バカじゃないの?何で調査兵団なんか志願したわけ?』
「っな、そ、それは…////」
『???』
―が居るから。巨人なんかのせいでを失いたくないから。オレがを守りたいから。―
「なんて…言えるわけねぇよ」
『え?なに?』
「な、何でもねぇよ////バカ」
照れ隠しにのおでこにチョップをかまし席を立つコニー。
『ちょっ、ちょっと!待ってよコニー!』
その後を追いかける。
肩を並べた2人はまた、互いに罵りあいながら廊下を歩いていく。
『だいたいコニーは――――』
「はぁ?だって――――」
「…なぁエレン、あの2人は本当に好成績だったのか?オレには全くそうは思えん」
「……2人ともいい奴なんですけど、ね」
未だに罵りあう2人を見て不安要素というレッテルを張り付けたリヴァイ兵長なのでした。