第1章 平行線 :コニー ギャグ
「―――――以上が今回の壁外調査の目的だ。以上」
「「「っは!」」」
「…なぁ、今の理解できたか?」
『え?そりゃ…できるわけないじゃん』
「だよな…」
コニーとが共通して訓練兵の頃から苦手だったことは座学。
作戦を理解する力が乏しいのである。
「ってかよ俺、未だに長距離索敵陣形も理解できてない部分あるんだけど…」
『はぁ!?それは無いわ。ソレは死んでも覚えろよ。じゃなきゃ壁の外に出るなバーカ』
「は!?お前理解できてんの!?」
『当たり前じゃん!何故疑う!?』
「まじかよ…オレが把握しきれてないんだから当然お前はできてないって思ってた…」
長距離索敵陣形。
調査兵団が壁外調査を行う上で最も重要な作戦。
それをコニーは未だに理解できていないと言う。
『1回壁の外出たよね?よく死ななかったじゃん。逆に尊敬するよ』
「そんな尊敬の仕方嬉しかねぇよ。赤は巨人。黒は奇行種。緑は進行方向。コレさえ押さえとけば最低行けるって先輩が言ってたぜ?」
『………ぇ?』
そこではあることを思いついた。