第6章 プラズマ団
Nのお部屋を見た瞬間、私は目を丸くしました
空模様の床に窓が一つもない
壁にポケモンの傷跡
玩具が沢山…
バスケットゴールに電車のおもちゃ
幾何学的な絵画が飾られています…そこにダーツの矢が…
Nは私より年上
なのに…なんでこんなに玩具が沢山あるの?
それとも…
他の人達は、皆玩具が沢山あるお部屋が普通なのでしょうか…?
「どうしたの?」
「…玩具が沢山あって羨ましいです。私、ボールとダーツとぬいぐるみしか触ったことなくて…」
硬いボールで頭や背中をぶつけられたり
ダーツの矢で腕を刺された思い出も…
「ならこれから一緒に遊ぼう?ボク、今でもよく遊んでるから」
「はい」
Nのお部屋、少し変わったお部屋でしたね…