第23章 再会

Nさんは声を上げて必死にゲーチスに訴える


「ポケモンと人はお互いを高みへと誘っていけるすばらしきパートナーなのです！それをわかっているポケモンもいるのです！だのに！」

しかし…

「黙れ！黙れ黙れ黙れい！ポケモンと話せる化け物が！！人間の言葉を語るな！！」

ゲーチスてめえ！！

「ゲーチス！！いい加減に…！」

オレが怒鳴ろうとしたらダークトリニティが現れた


「ゲーチス様はもう正気では…ここは私たちが…」



「うん…父さんがいなければプラズマ団はもう…」

Nさん…


ダークトリニティはゲーチスと共にその場を去った
するとNさんはオレに近づいた


「みんなにかわって…アリガトウ！キュレムだけど大丈夫。今は力を失っているがまた此処に現れる…！」


「バリッシュ！」


「ゼクロムも言ってるキミにアリガトウって！」


「あはは…どういたしまして！」


「…そう…ボクはポケモンと話せるんだ」

知ってますよ…ロットさんに聞いてたから


「…あの時、あのトレーナーやアデクが教えてくれた…さらに多くの出会いを経ていろんな声を聞いた…異なる考えを受け入れ世界は化学反応を起こす。そうしてボクの世界は静かに広がった…」


「Nさん…」



「ポケモンといることで人は未知なる世界へ進める。人といることでポケモンは真の力を発揮する…それがゼクロムが教えてくれたポケモンとボクの理想…そしていつの日か理想と真実は交わりモンスターボールの支配からポケモンも人も解き放たれる」


「そうですね！」


Nさん…旅をしていろんな出会いがあったんだ…
それで…「ポケモンを人間から解放したい」気持ちはなくなった




とにかくキュレムが助かってよかった！