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ボツ小説集

第2章 無題(黒子のバスケ/火神夢)


ネタ帳より転載
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「日本のホラー番組見てて思うだけどよ、何で自殺した幽霊が悪さをするんだ」
「……それ、今の状況で聞く事じゃないと思うんだけど」
飛び降りそうな女子

「お前を見てたらずっと疑問だった事を思い出しただけだ。で、何でなんだ?」
「はあ? バカな質問ね。この世に未練があるからに決まってるじゃない」
「バカはどっちだ。この世から消えたくて自殺してんだろ? 未練なんか残すほどこの世に思い入れがあんだったら、自殺なんてしねーだろ普通」
言われてみれば
「この世から解放される為にやっとの思いで自殺したくせに、何で『成仏』ってヤツをしねーんだ?」


「日本人の自殺ってのが分からねーよ」

「誰にも追われないから」
「」


「死んだ後の事なんか考えてないだろ?」

「よくニュースとかでも耳にしても、遺言には『』『』『』。現実から逃げたいばかりに、死んだ後の出来事なんて知らねーだろ」

「少なくても、今よりはマシな場所に行けるはずよ」
「いや、お前は地獄に落ちるぞ」
「……っ地獄に落ちるのはアイツらの方よ! 私は何も悪い事をしていない! 天国へ行けるのは私! 被害者の私よ!」
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