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Teleportatin
第7章 本当に大事なもの
部屋を掃除していて、ふいに小物入れをあけるとリングが出てきた。
これは過去のもので今のあたしには必要ないもの
捨てたい捨てれない
返そうと思ってて機会がなく返しそびれてた
彼……今では元彼とのペアリング。
思い出される過去
《聖奈のここ予約しとく》
なんて言って左の薬指にはめられたリング
「健人…」
無意識に呟いたその名前
首を横に振って忘れる
あたしには風磨がいる
今のあたしの一番は風磨で
これからも風磨
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