• テキストサイズ

Teleportatin

第7章 本当に大事なもの


最近の中島にイライラする

前はファンに全力で向き合ってたくせに、

それであいつを傷つけてた癖に



あいつと別れてからカメラの前でもファンの前でも笑えてないあいつ。

全てを拒否してるようなそんな表情。



だから中島に区別つけろよって言ったら


机を叩いて
そんなことわかってんだよ。


と、キレ口調でいう中島



わかってないだろ?



「わかってないからこんなことになってんだろ」


そう吐き捨てて中島から離れようとしたら


胸ぐらを捕まれた


「お前になにがわかんだよ。側にはあいつもいて仕事も上手く行ってるお前に」


こんな中島を見たのは初めてで


中島の辛さとかがヒシヒシと伝わる。

「お前が、お前が仕事とプライベート区別してなかったからだろ。」


連絡取れないほど忙しかったわけじゃない

会いに行こうと思えば行けた。
なのに仕事を理由にしてたのはお前だろ?


「それがあいつを苦しめてたんだろ?」


中島の腕を振り払う。


俺はあいつに寂しい思いはさせない。


「早く行動しとけよ。」



あいつの心が完全にお前から離れる前に。








/ 84ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp