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【ハイキュー】ギフト

第7章 新生活


部活開始前の体育館で、各々アップをとっていたときのこと。

「夜久さん、俺のクラスに編入生がいるんだけどさ……。」

孤爪が靴ひもを直しながら近くにいた衛輔に声をかける。

「あ、研磨のクラスだったんだ。よろしくな、俺の妹だから。」

「やっぱり。珍しい名字だから、そうかなとは思ったけど。」

「どう?あいつ上手くやっていけそう?」

衛輔はスポドリをゴクリと飲んだ。

「クラスの女子とはすぐに仲良さそうにしてたから大丈夫じゃないかな。」

「さすが、女子校出身だからそのへんは心配ないか。
研磨もよかったら仲良くしてやって。」

衛輔は手のひらで孤爪の背中を軽くたたいた。

「え……俺はいいや。あの人目立ってるからちょっと苦手。」

「そりゃ目立つだろー。かわいかったし。編入生自体珍しいし。」

黒尾が話に入ってくる。

「クロ、会ったことあるの?」

頭に乗せられた黒尾の腕を振り払いながら孤爪は聞いた。

「引っ越しの日にご挨拶。お前誘っても来なかったじゃん。」

「そうだっけ。」

孤爪は本気で覚えていないという顔をした。

「そういえば、山本と福永は?」

衛輔がいつまでも姿を現さない2人のことを気に掛ける。
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