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第5章 ゼラニウム
翌日は良く晴れた。
凪沙が朝目を覚ますと、もう衛輔の姿はなかった。
スマホを見ると、衛輔からはLINEが来ていた。
「泊めてくれてありがとう。朝から部活なので、もう出ます。
起こすのも悪いかなと思ったから声はかけませんでした。
今日は、6時に音駒駅集合で。もし都合悪くなったら連絡して。」
スマホをテーブルに置いて、コーヒーを入れる。
「天気良いし、原宿で買い物したいし。
ついでに行ってみようかな……。」
凪沙は出かける準備を始めるのだった。
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